米国防長官「ロシアの弱体化を望む」 目標に変更なしとホワイトハウス報道官

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ポーランドのウクライナ国境付近で会見を開く米国のオースティン国防長官(右)とブリンケン国務長官=25日/Alex Brandon/Pool/AFP/Getty Images

ポーランドのウクライナ国境付近で会見を開く米国のオースティン国防長官(右)とブリンケン国務長官=25日/Alex Brandon/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) オースティン米国防長官はウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した後の記者会見で、米国がロシアの「弱体化」を望んでいると発言した。これについて米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は25日、ウクライナがロシアに破壊されるのを阻止するという米政権の目標に沿った発言だと説明した。

オースティン氏は24日、ウクライナからポーランド国境を越えた非公開の場所で会見に臨み、「ロシアがウクライナ侵攻でやってきたようなことを繰り返す力を失うほどに弱体化する」ことを期待していると述べた。

サキ氏は25日の会見で、オースティン氏の発言はプーチン・ロシア大統領の願望に全力で抵抗するという米政権やバイデン大統領、同氏自身の姿勢に合致していると主張。プーチン氏が2カ月前の演説で示した願望の実現を阻止するという、従来通りの目標について語った内容だと説明した。

プーチン氏の願望とはロシア軍がウクライナを破壊し、従属させ、主権と領土一体性を奪い取ることだとしたうえで、ウクライナの人々が「かれらの勇気と我々の支援」によって抗戦を図り、成功していることを「誇りに思う」と強調した。

サキ氏はさらに、「我々はロシア軍の試みとプーチン氏の目標がその先へ拡大することも阻止しようとしている」と述べた。

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