米国防総省、アフガン退避に民間航空機を動員

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米国のオースティン国防長官。米輸送軍に「民間予備航空隊(CRAF)」の発動を指示し、アフガニスタンからの米国人らの退避に民間航空機の動員を求めた/Alex Wong/Getty Images

米国のオースティン国防長官。米輸送軍に「民間予備航空隊(CRAF)」の発動を指示し、アフガニスタンからの米国人らの退避に民間航空機の動員を求めた/Alex Wong/Getty Images

(CNN) 米国防総省は22日、アフガニスタンから退避する米国民や避難民らの移送を支援するため、米民間航空機の動員を求めたことを明らかにした。

発表によると、オースティン国防長官が米輸送軍に「民間予備航空隊(CRAF)」の発動を指示した。

米アメリカン航空、アトラス航空、デルタ航空、オムニエアから各3機、ハワイアン航空から2機、ユナイテッド航空から4機の計18機が出動する。

バイデン大統領は22日、航空各社の支援に感謝すると述べた。

アフガンの首都カブールの空港の発着便は米軍機が担当し、民間機はカタールやドイツの中継基地から米国や第三国への便に活用する。

CRAFは第2次世界大戦後、ベルリン封鎖での大空輸作戦を受けて1952年に新設された制度で、発動されるのは湾岸戦争の「砂漠の盾」作戦、イラク戦争の「イラクの自由」作戦に続く3度目。

国防総省は、通常の民間機の運航に大きな影響はないとの見通しを示している。

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