コロナ変異株、ワクチン接種完了でも発症する可能性 CDCが警鐘

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新型コロナワクチン投与の準備をするロサンゼルス市消防署の救急医療隊員/Irfan Khan/Los Angeles Times/Getty Images

新型コロナワクチン投与の準備をするロサンゼルス市消防署の救急医療隊員/Irfan Khan/Los Angeles Times/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は25日、CNNに対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人であっても、変異ウイルスに曝露(ばくろ)すればわずかな確率で感染し、症状を引き起こす可能性があると明らかにした。

CDCの報道官はCNNへの電子メールで、現行のデータが示唆するところにより、米国で使用を認められている新型コロナワクチンは現時点で国内に蔓延(まんえん)している変異株に対しても予防効果があると述べた。

しかし一部の変異株に関しては、ワクチン接種を完了している人であっても症状を引き起こすことがあるかもしれないと指摘。新型コロナワクチンは有効だとする一方、いかなるワクチンも「100%発症を防ぐ効果があるわけではない」と述べた。

ただ、ワクチン接種完了者が再び新型コロナに感染する「ブレークスルー感染」が起きたとしても、ワクチン未接種の場合よりはおそらく軽症かつ短い発症期間ですむだろうとの見方を示した。

CDCのデータによると、これまで米国の人口の53%以上が少なくとも1回の接種を受けている。接種を完了した国民は全体の45%あまり。

一方、ビベック・マーシー医務総監はCNNの取材に答え、ワクチン接種を妨げる大きな要因として誤情報に言及。ワクチンに関するあまりに多くの誤った情報が、ソーシャルメディアを中心とした非常にたくさんの経路を通じて広まり、「人々の間に多大な恐怖を引き起こしている」と懸念を示した。

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