ラシュモア山の大統領彫像、ホワイトハウスがトランプ氏追加を打診 米紙

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独立記念日関連の祝賀イベントでラシュモア山を訪れたトランプ大統領=7月3日/Saul Loeb/AFP/Getty Images

独立記念日関連の祝賀イベントでラシュモア山を訪れたトランプ大統領=7月3日/Saul Loeb/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 米サウスダコタ州のラシュモア山に刻まれた元大統領4人の顔に新たな彫刻を加える手続きについて、ホワイトハウスが昨年、同州のノーム知事に問い合わせていたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。

ラシュモア山の巨大彫刻にはジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズベルト元大統領の顔が並ぶ。トランプ大統領は、ここに自身の顔を加えることが望みとされてきた。

同紙が事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、ノーム氏はこれを受けて、先月4日の独立記念日に同州を訪れたトランプ氏に、ラシュモア山のレプリカを贈呈した。高さ約1.2メートルのレプリカには、トランプ氏の彫刻が追加されていた。

ノーム氏は2018年のインタビューで、トランプ氏とホワイトハウスで初めて対面した時にラシュモア山の話が出たと語っていた。ノーム氏が握手をしながら「いつかサウスダコタ州にいらしてください。ラシュモア山があります」と言ったのに対し、トランプ氏は「私の夢はラシュモア山に自分の顔を刻むこと」と返した。ノーム氏は最初、冗談だと思って笑い出したが、トランプ氏は真剣な表情だったという。

ラシュモア山の彫刻をめぐっては、制作の意図や経緯が先住民らに批判されてきた経緯がある。これに対し、トランプ氏は独立記念日の演説で「(彫刻は)わが国の先人と自由をたたえる象徴として永遠に立ち続ける」と強調していた。

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