米中西部から東海岸に記録的な寒波襲来へ

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11日から13日にかけ、米本土の約3分の2がこの冬一番の寒気に見舞われると予想された/Scott Olson/Getty Images

11日から13日にかけ、米本土の約3分の2がこの冬一番の寒気に見舞われると予想された/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米国立気象局(NWS)によると、米中西部や東海岸の広い地域が11日から13日にかけ、北極からの記録的な寒波に襲われる見通しだ。

米本土の約3分の2がこの冬一番の寒気に見舞われ、300カ所以上で気温が過去最低記録と並んだり、記録を更新したりすると予想される。

NWSの予報によると、11日にはまず中西部で気温が急激に下がり始める。同日夜から12日朝にかけての最低気温はミネソタ州で氷点下18度に達し、テキサス州などでも氷点下6度を下回る。

13日午後には北東部から南部にかけての100カ所近くで、気温が平年を最大17度近く下回り、記録を塗り替える可能性がある。凍結警報や注意報は南方のフロリダ州まで及んでいる。

イリノイ州シカゴのオヘア国際空港では11日、寒波の前触れとみられる天候悪化で900便以上の発着がキャンセルされた。

寒波にともなう積雪も西部コロラド州から北東部メーン州までの広い地域で観測され、北東部から五大湖沿岸の一部では30センチを超える見通し。五大湖沿岸では湖面上で温められた寒気が上昇する「レイク・エフェクト」により、さらに大雪となることが予想される。

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