ロシア軍機、地中海上空で米軍機の針路を妨害 米海軍が発表

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米海軍哨戒機「P8Aポセイドン」が地中海でロシア軍機からの進路妨害を受けたという/U.S. Navy/Spec. 1st Class Anthony Petry

米海軍哨戒機「P8Aポセイドン」が地中海でロシア軍機からの進路妨害を受けたという/U.S. Navy/Spec. 1st Class Anthony Petry

(CNN) 米海軍第6艦隊は4日、地中海の公海上空を飛行していた米軍機が、3時間の間に3度にわたってロシア軍機に進路を妨害されたと発表した。

第6艦隊の発表によると、ロシアの戦闘機「SU35」は4日、地中海の公海上空で、175分の間に3度にわたり、米軍機の「P8Aポセイドン」を妨害した。

このうち2度目については「安全ではなかった」と判断、ロシア軍機が米軍機の目前を高速で通過し、パイロットと乗員が危険にさらされたとしている。

米軍機は国際基準を守り、ロシアに対する挑発行為は行わなかったと第6艦隊は強調。ロシアの行動は「無責任だった」と述べ、「安全を守り、事故を防ぐため、国際基準に従った行動を求める」「危険な行動は判断ミスや空中衝突の恐れを増大させる」とした。

先月にはアラスカ沿岸の領海上空で、米軍のステルス機「F22」が、ロシアの爆撃機4機と戦闘機2機の針路を妨害していた。米国防当局はロシアの爆撃機飛行について、有事を想定した軍の訓練の一環であると同時に、示威行為とみなしている。

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