元米軍兵士の遺骨収集作業が中断、北朝鮮からの連絡途絶し

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北朝鮮での元米軍兵士の遺骨収集作業が中断しているという/ Ahn Young-joon/Pool/Getty Images

北朝鮮での元米軍兵士の遺骨収集作業が中断しているという/ Ahn Young-joon/Pool/Getty Images

(CNN) 米国防総省の戦争捕虜・行方不明者調査局(DPAA)は9日までに、トランプ大統領がシンガポールで昨年6月に開いた初の米朝首脳会談の成果と誇示していた北朝鮮での元米軍兵士の遺骨収集の作業が中断していることを明らかにした。

同調査局当局者はCNNの取材に、作業の中断はベトナム・ハノイで今年初期に開かれた2回目の米朝首脳会談後、北朝鮮側の担当部局から連絡が途切れたことが原因とした。

DPAAの報道担当者は、今年の遺骨収集に関する共同作業の再開に関し北朝鮮人民軍と接触を図る努力は中断されたと述べた。

シンガポールでの首脳会談後、北朝鮮は朝鮮戦争で死亡した元米軍兵士の遺骨とみられる55柱を米側に返還した。トランプ大統領は昨年9月、この55柱のうち元兵士2人の身元が判明したとも発表していた。

DPAAによると、朝鮮戦争に絡み米国人7800人以上の行方などが不明となっている。

ハノイでの米朝首脳会談は非核化や経済制裁の解除問題などで歩み寄りが出来ず、物別れに終わった。これ以降、米朝関係はきしみ始めており、北朝鮮は最近、米側が短距離弾道ミサイルとも疑う兵器の試射に踏み込んでもいた。

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