シカゴ市長選、ライトフット氏が決選投票制す 初の黒人女性市長誕生へ

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アフリカ系女性として初めてシカゴの市長となるローリ・ライトフット氏/KAMIL KRZACZYNSKI/AFP/Getty Images

アフリカ系女性として初めてシカゴの市長となるローリ・ライトフット氏/KAMIL KRZACZYNSKI/AFP/Getty Images

(CNN) 米国第3の人口を抱えるイリノイ州シカゴの市長選は2日に決選投票が行われ、ローリ・ライトフット氏がアフリカ系女性として初の当選を果たした。

決選投票を戦ったトニー・プレックウィンクル氏もアフリカ系の女性。2月に行われた最初の投票には14人が立候補していた。現職のラーム・エマニュエル市長は、3期目を目指さないとして選挙戦に臨んでいなかった。

連邦検事補を務めた経歴を持つ56歳のライトフット氏はレズビアンであることを公言している。レズビアンを自認する人物が市長に就任するのもシカゴの歴史上初めてとなる。

次期市長には、犯罪や警察とコミュニティーの関係といった問題への取り組みが求められる。同市のロヨラ大学で心理学と刑事司法を専攻するアーサー・ルリジオ教授は「新市長に警察改革や警察とコミュニティーとの関係改善を念頭に置いた計画があれば、シカゴの生活の質は向上し人々、とりわけ家庭を持とうとする若い世代の移住を促すだろう」と指摘。「安全な街というイメージが根付くことで、住む場所としての魅力が増し、人口流出にも歯止めをかけられる」と期待を寄せた。

2016年、シカゴで起きた殺人事件の件数は過去20年で最悪の762件だったが、その後は警察官の増員などが功を奏し、17年に650件、18年に550件と減少傾向にある。

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