腕骨折の男性、ギプス使って窓割り火事の隣人救出 米

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出火した隣家に住む93歳の女性を救出したアルテービアス・パウエルさん/WSVN

出火した隣家に住む93歳の女性を救出したアルテービアス・パウエルさん/WSVN

(CNN) 米マイアミ州マイアミガーデンズで出火した隣家に住む93歳の女性を助け出すため男性が骨折した腕のギプスを使って窓を割って家内に入り、女性の体を別の腕の手で支えて無事に外へ連れ出す活躍をこのほど見せた。

地元のCNN系列局「WSVN」によると、男性は煙の臭いに気付き、平屋の隣家に駆け込んでギプスとプラスチック製の椅子を用いて窓をたたき割っていた。

家内に1人でいた女性は浴室近くの廊下で見付けたという。男性の姿を見ると、「ありがとう」と感謝したという。煙を吸い込んだ女性は病院に搬送され、手当てを受けた。

マイアミデード郡の消防当局によると、隊員が現場に到着した際、煙は出ていたものの火はなく、家内で検証したところ男性が火勢の中心部を消し止めたと判断した。

出火原因を調べているが、女性の親戚はWSVNに女性は通常、家内の一部でろうそくを使っていると証言。出火した夜、ろうそくの炎が壁に燃え移り、家内に広がったとみられる。

男性は小さい時から女性を知っていたと説明。「彼女は私の成長をずっと見守ってくれていた」と述べた。

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