米軍機から軍用車1台が落下、目標から11キロ離れた地点 米南部

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米軍輸送機が上空1500メートルから軍用車「ハンビー」を空中投下する様子。写真は2016年の訓練時に撮影/U.S. Air Force

米軍輸送機が上空1500メートルから軍用車「ハンビー」を空中投下する様子。写真は2016年の訓練時に撮影/U.S. Air Force

ワシントン(CNN) 米南部ノースカロライナ州で24日、米軍輸送機が試験中に軍用車「ハンビー」を誤って落下させる出来事があった。落下地点は同州フォートブラッグ郊外の森林地帯で、狙いとした区域から11キロ以上離れていた。

軍のマイク・バーンズ中佐はCNNの取材に対して、この車両は午後1時ごろ、空軍のC17輸送機から予定より早く落下したと説明。負傷者は出ていないといい、「樹木が数本損傷しただけ」で大きな物的被害もないとしている。

バーンズ氏はまた、ハンビーのパラシュートは予定通りに開いたと言及。事故の調査を進めていることを明らかにした。

米陸軍は軍装備品の空中からの投下や輸送を支援する新しい機器や方法の試験を日常的に実施しているという。

空軍によると、今回のC17はサウスカロライナ州にあるチャールストン空軍基地から発進していた。

C17については、「空輸部隊に加わった中で最も柔軟性が高い貨物機」としている。C17は兵員や貨物の輸送に使われる一方、戦術空輸や空中投下といった任務にも従事。患者の輸送に使われることもある。

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