米航空会社が操縦士を停職処分、トランスジェンダーの中学生脅迫めぐり

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トランスジェンダーの中学生に脅迫、学校が休校に

(CNN) 米フロンティア航空は20日、トランスジェンダーの中学生に関するフェイスブックへの投稿に関連して、操縦士1人を停職処分としたことを明らかにした。問題の投稿をめぐっては、オクラホマ州の学校区で2日間にわたって学校が閉鎖される事態が起きていた。

この問題では同州南部アシール公立学校区の中学校に通う12歳の生徒について、フェイスブックの保護者グループページに脅迫的な内容の投稿が相次いだ。

フロンティア航空は問題の投稿が発覚した翌日の8月13日に、操縦士を停職処分とした。この操縦士が同学校区の保護者なのかどうか、同航空は明らかにしていない。ただ、「フロンティア航空は尊敬に満ちた職場環境を誇りとしており、差別は容認しない」と強調した。

学校区によると、きっかけはトランスジェンダーの生徒が今年に入って女子トイレを使い始めたことだった。それまで通っていた小学校では教職員用のトイレを使っていたという。

これに対してフェイスブックの非公開グループページに保護者2人が苦情を投稿。このグループが一般ユーザーに公開されると、生徒に対する度を越した脅迫の投稿が相次ぐようになった。オクラホマ州内の別の地域やテキサス州からの書き込みもあった。

CNN系列局のKXIIによれば、投稿の中には生徒を「it」「thing」と呼ぶなど、モノ呼ばわりするものもあったとされる。

生徒の母親は同局の取材に応じ、「恐ろしい」「大人が子どもを脅迫するなんて、理解できない」とコメントしていた。

フェイスブックの問題のページは、その後削除されたと思われる。

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