米飲食店、女性トイレ使用のトランスジェンダー追い出し謝罪

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女性トイレ使用のトランスジェンダー、飲食店から追い出される

(CNN) 米首都ワシントンのレストランで食事をしていたトランスジェンダーの女性がこのほど、女性トイレを使って店から追い出されたと抗議し、レストラン側はツイッター上で謝罪した。

シャーロット・クライマーさんは男性の体で生まれたが女性として生活し、性的少数派を支援する人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンに勤務している。

クライマーさんは22日、女友達とのパーティーでワシントン市内のキューバ料理レストランを訪れた。本人の話によると、友人とともに店内の女性トイレに行こうとしたところ、店員に1人だけ呼び止められ、身分証明書の提示を求められた。断ってトイレに入ったが、ドアの外で店員と店長が待ち受けていたという。

2人は、ワシントンの法律では身分証明書に「女性」と書かれていなければ女性トイレを使えないと主張。店長は「あなたが入れば女性たちに不快感を与える」などと発言したという。

実際の法律には、本人のジェンダーに応じたトイレの使用を認めない行為は差別に当たると明記されている。クライマーさんはスマートフォン上にこの法律を表示してみせたが、店長は警察を呼ぶと脅し、クライマーさんに退出を求めた。これを受けて警備員がクライマーさんの腕をつかみ、店から追い出したという。

クライマーさんは地元の警察に通報した。レストラン側はツイッター上でクライマーさんに謝罪し、再発防止に向けて従業員の研修を実施すると表明した。

ワシントンのバウザー市長もツイッターを通して「違法なだけでなく、我々の理念に反する行為だ」と非難し、クライマーさんに謝罪した。

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