「オバマ氏の誕生日を祝日に」、法案提出も否決 米イリノイ州

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異例の声明で米国のパリ協定からの離脱に異を唱えたオバマ前大統領

異例の声明で米国のパリ協定からの離脱に異を唱えたオバマ前大統領

ワシントン(CNN) 米国のオバマ前大統領の地元、イリノイ州の議会で21日、同氏の誕生日を州の祝日とする法案が採決にかけられたが、十分な賛同が得られず否決された。地元紙シカゴ・トリビューンが伝えた。

オバマ氏の誕生日は8月4日。イリノイ州では今年1月、民主党の州下院議員が、この日を祝日と定め、記念行事などを実施するという内容の法案を提出していた。

同紙によると、21日に実施された下院での採決は、可決に必要な賛成票を6票下回った。法案が下院を通過すれば、次は上院で採決にかけられる予定だった。

反対派の議員らは、州当局機関の休業で経済的な損失が懸念されること、歴代大統領の誕生日が全て祝日に制定されているわけではないことなどを指摘していた。

同紙によると、完全に廃案となったわけではなく、提案した議員が今後さらに多くの賛同者を集めれば、議会での再審議も可能だという。

州議会では現在、幹線道路を「オバマ大統領有料道路」と名付ける法案も審議されている。

同州シカゴは、オバマ氏が政治家としてのキャリアを築いた街だ。歴代大統領の記念図書館は出身地などに設置されてきたが、オバマ大統領図書館の建設地には生誕地のハワイ州ホノルルではなくシカゴが選ばれた。

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