米FBI長官、ロシアとトランプ陣営の関連について「捜査中」

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FBIのコミー長官が、ロシアとトランプ陣営との関係について捜査を行っていることを明らかにした

FBIのコミー長官が、ロシアとトランプ陣営との関係について捜査を行っていることを明らかにした

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は20日、下院情報特別委員会の公聴会で、昨年の大統領選をめぐるトランプ陣営とロシアの連携について捜査していることを初めて明言した。一方、トランプ大統領がオバマ前大統領に盗聴されたと主張している問題では、裏付けとなる情報はないと述べて疑惑を否定した。

コミー氏の証言によると、FBIはロシアが民主党のクリントン陣営にハッカー攻撃を仕掛けたとされる問題をめぐる捜査の一環として、トランプ陣営とロシア政府の連携や違法行為の可能性を調べている。

当局は昨年12月の時点で「ロシアに米国の民主主義を傷付け、クリントン氏への妨害とトランプ氏支援を図る意思があったことを確信していた」という。

コミー氏はまた、ロシアのプーチン大統領は明らかにトランプ氏の勝利を望んでいたと強調。クリントン氏が国務長官時代に対ロ強硬路線を取ったために、プーチン氏は同氏に強い反感を抱いていたとの見方を示し、「その裏返しとして対立候補の勝利が望ましいと考えていた」と指摘した。

トランプ氏が今月初め、大統領選期間中にオバマ氏の指示で盗聴器を仕掛けられたとのツイートを繰り返した問題については、「そのようなツイートを裏付ける情報は何もない」と断言。大統領が特定の米市民に対する盗聴を命じることはできないことを改めて説明した。

これを受けて民主党のシューマー上院院内総務は、「トランプ氏は米国民とオバマ氏に謝罪する必要がある」「間違いを認めてとっぴなツイートをやめ、国のために仕事を始めるべきだ」と語った。

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