入国禁止の米大統領令、ワシントン州も差し止め請求

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ワシントン州のファーガソン司法長官

ワシントン州のファーガソン司法長官

(CNN) イスラム圏6カ国から米国への入国を禁止するトランプ大統領の新大統領令について、ワシントン州のファーガソン司法長官は9日に記者会見し、連邦裁判所に執行差し止めを申し立てる意向を表明した。申し立てを行うのはハワイ州に続いて2州目。

ファーガソン司法長官は新しい大統領令について、大幅な変更が盛り込まれたものの、依然として法的欠陥があると主張。最初の大統領令に比べれば影響は狭まったとしながらも、「これは実質的なイスラム教徒に対する禁止令だ」と訴えた。

マサチューセッツ、ニューヨーク、オレゴンの3州の司法長官も、申し立てに加わる意向を確認している。ミネソタ州は最初の大統領令でワシントン州とともに執行停止を求める訴訟に加わっている。

入国禁止の大統領令を巡っては、連邦地裁のジェームズ・ロバート裁判官が2月3日、全米で執行を差し止める仮処分命令を言い渡した。

これを受けてトランプ大統領が3月6日に署名した新しい大統領令では、イスラム教国6カ国の市民については90日間、難民については120日間、米国への入国を禁止するとした。ただし既に永住権や有効なビザを持っている人は対象外となる。

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