米司法長官、大統領選中にロシア大使と接触 公聴会で語らず

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セッションズ米司法長官にも選挙期間中のロシア当局者との接触疑惑が浮上

セッションズ米司法長官にも選挙期間中のロシア当局者との接触疑惑が浮上

(CNN) 米司法省は1日までに、セッションズ司法長官が昨年、ロシアのキスリャク駐米大使と2度にわたり会っていたことを明らかにした。ホワイトハウスのマイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は同大使との接触が原因で辞任に追い込まれている。

セッションズ氏は承認を得るための上院の公聴会で、トランプ氏の代理人とロシア側との接触については知らないと答え、自らが大使に会ったことについても触れなかった。

セッションズ長官とロシア大使の接触については、ワシントン・ポストが最初に伝えた。セッションズ氏は1日、即座に声明を出し、「ロシアの当局者と選挙の問題を議論したことは一度もない」「このような主張は訳が分からない。虚偽だ」と断言した。

政府関係者および元関係者によれば、キスリャク大使はワシントンにおけるロシアの大物スパイで、スパイの採用にも携わっているというのが米情報機関の見方だ。

セッションズ長官は昨年7月と9月にキスリャク大使と面会した。セッションズ氏は早い時期からドナルド・トランプ現大統領を支持し、選挙戦中はトランプ氏の代理人をしばしば務めていた。

セッションズ長官の広報担当者は、上院公聴会での「長官の回答に誤解を招く点」はなかったと主張した。「ロシアとトランプ陣営の間の連絡について知っているかと聞かれたもので、上院議員として、また上院軍事委員会の一員として彼が会ったかどうかを聞かれたわけではない」というのがその理由だ。

「昨年、セッションズ上院議員は軍事委員会の主要メンバーとして諸外国の大使と25回を超える会談を行った」と広報担当者は声明で述べた。

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