トランプ氏「法廷で会おう」、控訴裁の大統領令差し止め支持で

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トランプ氏、「法廷で会おう」

(CNN) イスラム圏の7カ国から米国への入国を禁止する米大統領令の差し止めを命じた仮処分について、第9巡回連邦控訴裁判所は9日、差し止め継続を支持する判断を言い渡した。

入国禁止の差し止め継続は連邦控訴裁の裁判官3人全員が支持した。これで7カ国の市民は引き続き米国に入国できる。

判決では「公衆は一方で、国家の安全と大統領による政策遂行能力に強い関心を抱いている」「他方で、渡航の自由な流れ、家族との離別回避、差別からの解放にも関心を抱いている」と指摘し、トランプ政権側の申し立てを退けた。

今回の判断はトランプ新政権にとって政治的に大きな痛手となり、トランプ大統領が就任直後から相次いで打ち出してきた大統領令を司法がどう判断するかという疑問も生じさせた。

トランプ大統領は即座に反応し、「裁判所で会おう。我が国の安全がかかっている!」とツイッターに投稿した。大統領は今回の判断が示される以前から、必要があれば最高裁に上訴する構えを見せていた。

トランプ大統領は同日、ホワイトハウスで記者団に対し「政治的判断だ。裁判所で会うことを楽しみにしている」と述べ、「我々は勝利できる。私に言わせれば楽勝だ」と強気の姿勢を崩さなかった。

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