末期の5歳の男の子、サンタの腕に抱かれ旅立つ 米

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難病の男の子の最期を腕の中でみとったエリック・シュミットマッツェンさん

難病の男の子の最期を腕の中でみとったエリック・シュミットマッツェンさん

(CNN) 米テネシー州でこのほど、サンタクロースに扮して子どもを楽しませている男性が、重病で余命いくばくもない5歳の男の子の病室を訪れ、「サンタに会いたい」という最後の願いをかなえてあげる出来事があった。男の子は、男性の腕に抱かれたまま静かに息を引き取った。

130キロを超える巨体と本物の真っ白なひげをたくわえたエリック・シュミットマッツェンさんはテネシー州ノックスビルの周辺地域でサンタとして活動し、人気を博している。ノックスビルの地元紙のコラムが伝えたところによると数週間前、仕事を終えたシュミットマッツェンさんのもとに知り合いの看護師から電話がかかってきた。とても重い病気の5歳の男の子が病院にいて、サンタに会いたがっているという。

15分で病院に駆け付けたシュミットマッツェンさんは、衰弱した男の子と面会。泣き出しそうになる家族らに病室から出るよう頼むと、シュミットマッツェンさんは男の子と言葉を交わした。前出のコラムでその時の様子が語られている。

「ぼくは死んじゃうんだって。天国に着いたら何を言えばいいのかな?」

「自分はサンタの一番のエルフ(サンタの助手役とされる妖精)だって言えばいいんだ。そうすれば天国に入れてもらえるよ」

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