少数派への暴力「やめて」、トランプ氏が呼びかけ 壁建設の方針は変えず

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少数派への暴力に「ストップ」 トランプ氏が要請

ワシントン(CNN) ドナルド・トランプ次期大統領は13日、当選後初となる正式なテレビ・インタビューに応じ、選挙後に続発している少数派への暴力をやめるよう訴えた。一方、メキシコからの移民流入を防ぐため国境に壁を建設する公約については、実行する方針に変わりはないと述べた。

大統領選の後、各地の学校などでトランプ氏の支持者らが人種差別的なスローガンを掲げたり、侮辱的なメッセージを唱えたりしたとの報告が相次いでいる。

米CBSの番組に出演したトランプ氏は、こうした状況について司会者から指摘されると、「心が痛む話だ」と述べ、「私の言葉が助けになるなら、カメラに向かって言おう。やめなさい」と呼び掛けた。

主要都市などで「反トランプ」を唱える抗議デモが続いていることに対しては「ひどい話だ」としたうえで、メディアが大げさに伝えているとの見方を示した。

移民政策をめぐっては、メキシコ国境に壁を建設する計画に変更はないと表明。ただ、壁の代わりにフェンスを建てる案を採用するかと問われると、「一部の地域で」採用するとの可能性を示唆し、従来に比べて柔軟な姿勢をうかがわせた。

不法移民を強制送還するとしてきた公約については、まず犯罪組織のメンバーや麻薬密売人などの200万~300万人に絞って送還すると表明。残りの「素晴らしい人々」のことはその後で決めると語った。

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