トランプ氏、オバマ大統領と会談 今後は「助言求める」

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トランプ氏とオバマ大統領が会談

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は10日、次期大統領に選出された共和党のドナルド・トランプ氏をホワイトハウスに招いて会談した。両氏は激しく対立してきた過去を脇に置き、慣習に従って平和的な政権移行に向けた融和ムードを演出した。

トランプ氏について3日前までは核兵器のボタンを預ける人物としてふさわしくないと評していたオバマ大統領だが、会談ではトランプ氏の成功と政権の円滑な移行のために全力を尽くすと表明した。

トランプ氏も、選挙戦では何の根拠もなくオバマ大統領が米国生まれではないという主張や過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の創設者だという主張を繰り返してきた。しかし会談後はオバマ大統領を「とてもいい男」と評して今後は助言を求める意向を示した。

オバマ大統領は「これからの2カ月は、政権移行を促進させて次期大統領の成功を保証することを私の最優先課題とする」と述べ、「あなたが成功すればこの国も成功する」とトランプ氏に語りかけた。

当初10分間の予定だった会談は1時間半に及び、素晴らしいことや困難なことについて語り合ったとトランプ氏は説明。オバマ大統領に「あなたとお会いできて光栄です。これからもっともっと多くの時間をご一緒できることを楽しみにしています」と伝えて握手を交わした。

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