壁・投獄・入国禁止――トランプ氏の「公約」、実現は?

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イスラム教徒の入国禁止を提案していた

イスラム教徒の入国禁止を提案していた

それから11カ月を経て、この問題に関するトランプ氏の姿勢を見極めるのは難しくなった。後に同氏は「テロリズムに支配された国家」からの移民を入国禁止の対象にすると言い換えている。

この提案について「不快かつ違憲」と形容していた副大統領候補のマイク・ペンス氏は先月、イスラム教徒の入国を全面的に禁止することはトランプ氏ももはや支持していないと説明。しかし今年初めに実施された共和党の予備選の出口調査では、共和党の有権者の大多数がイスラム教徒の一時的な入国禁止を支持すると答えていた。

オバマケア廃止

オバマ大統領が医療保険制度改革法(オバマケア)を成立させた2010年以来、共和党は同法を廃止させようとする試みを続けてきた。そしてようやく、それを実現する人物をホワイトハウスに送り込むことに成功した。

トランプ氏はオバマケアを「最悪」と評し、「最高の医療保険制度」に置き換えると表明している。

同法を巡っては2017年の保険料急騰の見通しが発表されるなど、マイナス面も噴出している。

オバマケア廃止の展望が開けたことは、共和党のトランプ氏を支持していなかった層にも歓迎されるだろう。共和党のポール・ライアン下院議長は先日、トランプ氏に不安はあるが、医療保険制度改革法を廃止できる可能性があるという理由で同氏に投票すると表明した。

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