警官射殺の黒人、向けたのは「電子たばこ」 米加州

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地元警察が公開した男性と警官2人が対峙する画像=エルカホン警察

地元警察が公開した男性と警官2人が対峙する画像=エルカホン警察

米カリフォルニア州エルカホン(CNN) エルカホンの路上で27日、38歳のアフリカ系(黒人)男性が警官に射殺された事件で、地元警察は28日、男性は電子たばこをポケットから取り出し、警官に向けた際に発砲を受けていたことを明らかにした。

男性はショッピングセンターのレストラン裏で不審な行動を示しているとして通報され、警官2人が現場に急行していた。地元警察は当初、駐車場で警官と対峙(たいじ)する男性が「発砲の態勢」にあったとする画像の他、事件の関連情報はほとんど発表していなかった。

その後の調べで、警察に通報したのは男性の姉妹と主張する女性で、兄は精神的な疾病を抱え、武器は持っていないと説明したことが判明。車両が往来する中を歩き、危険な状況にあるとも述べていた。地元警察は通報者が男性の姉妹なのかは確認していない。女性は警察に非協力的な姿勢を見せているという。

地元警察によると、警官が現場に到着した際、男性は両手をポケットに入れたまま歩き回っていた。警官1人がスタンガンを準備し始めると、男性は何かを即座に取り出し、銃を構えるかのように両手で持ったという。

この後、警官が銃を発砲し、別の警官もスタンガンを発射していた。2人は3日間の休職処分を受けた。地元警察によると、地区の検察当局などが事件の経緯を調べる方針。

今回の事件発生を受け、エルカホンでは27、28両日の夜、警察の説明責任と発砲当時のビデオ映像の公開などを求める抗議デモが発生。デモ隊の一部が飲料ボトルを警官隊に投げ付けたり、高速道路の出口を一時封鎖する混乱もあった。

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