米シカゴ警察、17歳少年射殺事件で警官5人を免職へ

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事件の様子をとらえた車載カメラの映像

事件の様子をとらえた車載カメラの映像

(CNN) 米シカゴで2014年に10代の少年が警官に射殺された事件を巡り、シカゴ警察は30日、事件にかかわった警官5人を免職とする行政処分を申請したと発表した。

この事件では14年10月、当時17歳だったラクアン・マクドナルドさんが路上で警官に撃たれて死亡した。警察の30日の発表によると、警官らは調べに対してうその供述をしていたとされる。

免職処分の対象となる警察官はジェイソン・バン・ダイク被告(殺人罪で起訴)など5人。もう1人は退職したという。

警察は当初、マクドナルドさんが刃物を持って警官に向かってきたと説明していたが、後に公開された車載カメラの映像は、この説明と食い違うことが判明。映像の中のマクドナルドさんは、刃物を持ったまま警官から離れて歩いていた。

しかしバン・ダイク被告はマクドナルドさんに向けて立て続けに発砲。装填(そうてん)されていた銃弾を15秒ですべて使い切った。マクドナルドさんは路上に倒れた後も銃弾を浴び続け、全部で16発が撃ち込まれていた。

裁判所の命令でこの映像が公開されたのは、事件から400日後の2015年11月だった。

バン・ダイク被告は公判で無罪を主張している。有罪判決を受ければ終身刑を言い渡される可能性がある。

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