英EU離脱の主導者、トランプ氏の集会に登場

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英国のEU離脱を主導したナイジェル・ファラージ氏(右)がトランプ氏の集会で演説

英国のEU離脱を主導したナイジェル・ファラージ氏(右)がトランプ氏の集会で演説

ミシシッピ州ジャクソン(CNN) 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏がミシシッピ州ジャクソンで開催した24日の集会で、英独立党(UKIP)の元党首ナイジェル・ファラージ氏が壇上に上がりスピーチする一幕があった。同氏は今年6月に行われた英国の欧州連合(EU)離脱の是非をめぐる国民投票で離脱派を率いた中心人物として知られる。

トランプ氏支持を明言こそしなかったものの、ファラージ氏は今回の米大統領選について率直な見解を表明。「もし私が米国人だったら、たとえ金をもらったとしてもヒラリー・クリントン氏になど投票しない」と語り、集会の参加者から喝采を浴びた。

英国は6月の国民投票の結果を受け、EUからの離脱へとかじを切った。政治の専門家らは英国におけるEU離脱派の活動と米大統領選でのトランプ氏支持派の運動について、国家主義を押し出す主張や大衆迎合的な政治手法に共通点がみられると分析する。

国民投票でのEU離脱派の勝利を予想していたというトランプ氏は24日の集会で、「英国が自らの将来を決定する権利を大いに支持する。英国民は移民や経済、政治に関する決定権を取り戻すため票を投じた。米国民にとっての大統領選も同様の意味を持つ」と強調した。

ファラージ氏は国民投票前の状況について、オバマ大統領などの後押しを受けたEU残留派が非常に勢いづいていたと指摘。「ところが残留派の見込みは全く外れた。十分な数の人々が既存の権力に対抗する覚悟を決めさえすれば、どんなことでも可能なのだ」と語った。

同氏は国民投票直後の7月初め、「目的を果たした」としてUKIP党首の座を退いている。

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