白人住民、「自警」理由に黒人青年を射殺 米ノースカロライナ

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容疑者は「家族を守る」との理由で自宅から散弾銃を発射したという

容疑者は「家族を守る」との理由で自宅から散弾銃を発射したという

(CNN) 米ノースカロライナ州でこのほど、住民の男が自警を理由に自宅前にいた黒人男性を射殺する事件があった。州都ローリーの警察によると、男は「不良集団」から家族を守るためにやったと主張しているという。

警察の調べによると、チャド・コプリー容疑者(39)は7日午前1時ごろ、自宅前にいたコーレンロドニー・トーマスさん(20)を散弾銃で撃って死亡させた疑いが持たれている。トーマスさんはアフリカ系米国人、コプリー容疑者は白人だった。

8日に裁判所に出廷したコプリー容疑者は、傍聴席の家族にウインクして見せた。

緊急通報ダイヤル911の記録によると、この事件では7日、コプリー容疑者の自宅から男性の声で「不良集団がうろついている」と通報があった。男性は「銃弾を装填(そうてん)した」「私は自分の地域を守りに行く。できるだけ早く警察をよこしてほしい」と要請。その後間もなく別の男性から、「誰かが家の中から男性を撃った」という通報が入った。

続いてコプリー容疑者の自宅から女性の声で電話があり、電話を代わった男性は、「自宅前に大声を出したり口汚い言葉を使ったりする集団がいて、私が『出て行け』と叫ぶと相手が火器を見せたので警告射撃した。相手は誰かが撃たれたと言っている」と説明。「相手が撃たれたのかどうかは分からない。私は法に従って警告射撃した。あの集団は火器を持っていて、私は自分と家族を守ろうとしていた」と主張し、「私の自宅前に黒人男たちがいる。どうか警察をよこしてくれ」と訴えた。

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