本選はトランプ氏対クリントン氏に インディアナ州予備選で分かった5つのポイント
インディアナポリス(CNN) 11月の米大統領選に向けた共和、民主両党の候補者指名争いが3日、インディアナ州で行われ、共和党は実業家のドナルド・トランプ氏が、民主党ではバーニー・サンダース上院議員が勝利を収めた。
トランプ氏の勝利を受けて、共和党からの指名獲得を目指していたテッド・クルーズ上院議員は選挙戦からの撤退を表明。共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長はツイッターで、トランプ氏が共和党候補となるとの見通しを示した。
インディアナ州の予備選から見えたこと5点をまとめる。
◇
トランプ氏を「指名」
わずか8カ月前、共和党では、党からの指名を獲得できなかったトランプ氏が独立候補として出馬することへの懸念が出ていた。トランプ氏には敗退後も共和党候補を支持するという誓約をかわすよう要請がなされた。
実際のところ、これは杞憂(きゆう)に終わったようだ。
トランプ氏は、インディアナの予備選でクルーズ議員に16ポイントの差をつけて大勝し、指名獲得を目前とした。同州での勝利はこれまでのなかで最も印象的なものといえた。保守的で福音派の多い州で、トランプ氏は隙のない選挙戦を展開した。