トランプ氏、中国の対米黒字を「レイプ」と批判

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通商面での中国優位の現状に不満をぶつけるトランプ氏

通商面での中国優位の現状に不満をぶつけるトランプ氏

(CNN) 米大統領選の共和党候補指名を目指す実業家のドナルド・トランプ氏は1日、インディアナ州での演説で巨額の対中貿易赤字に言及し、「中国に我が国をレイプさせ続けるわけにはいかない」と主張した。

トランプ氏はこれまでも、中国政府が輸出をてこ入れするために為替を操作しているとの批判を繰り返し、中国は米国の貿易を「殺して」いると非難してきた。

中国批判に「レイプ」という言葉を使ったのは、今回の選挙戦では初めて。この発言に先立ち、「貯金箱の金を盗まれているようなものだが、我々にはカードがある。中国に対して大きな力を持っている」「私が怒っている相手は中国ではなく、米国の指導者たちのひどい無能さだ」とも語った。

トランプ氏は2011年、ニューハンプシャー州で軍事メーカーを視察した際に「中国が我が国をレイプしている」と発言していた。

最近の発言では、民主党の有力候補、ヒラリー・クリントン前国務長官を「女性カードを使っている」「女性でなければ有力候補になっていないはず」などと攻撃して物議を醸した。

トランプ氏はまた、強姦の犯罪歴がある元ボクサー、マイク・タイソン氏からの支持表明を「タフガイに支持された」と報告。これについてライバルのテッド・クルーズ上院議員は1日、「強姦犯はタフガイではなく、弱虫で横暴な卑怯(ひきょう)者だ」と批判した。

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