28年前に盗まれたフェラーリ発見、識別番号で発覚 米

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発見されたフェラーリ=米税関・国境警備局

発見されたフェラーリ=米税関・国境警備局

ニューヨーク(CNNMoney) 28年前に盗難に遭った真っ赤なフェラーリが、ロサンゼルスで当局により発見された。車はポーランドに向けて船で輸送される直前だった。

米税関当局がこの車について疑念を抱いたきっかけは車両の識別番号だった。この番号はもともと1982年型のフェラーリ308GTSのもので、車は2005年にノルウェーに輸出されていたはずだった。8日にこの情報を得た当局は、データの矛盾についてさらに調査を進めた。

カリフォルニア州高速道路警察や米保険犯罪局、フェラーリ工場の専門家の協力を得て、税関当局はこの車が識別番号の車とは別の車であることを確認。車は1981年型のフェラーリGTSiで、87年7月にカリフォルニア州オレンジ郡の委託販売業者から盗まれたものだった。

当時の持ち主は保険会社からの保険金で損害を補てんしていた。

走行距離はまだ7万2000キロ程度で、約5万ドル(約550万円)の価値があるとみられる。送り主や受取人の身元については明らかになっていない。

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