オバマ氏、トランプ氏の日韓核武装論を批判 核保安サミット

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オバマ米大統領

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ワシントン(CNN) オバマ米大統領は1日、米ワシントンで開かれていた核保安サミット閉会に際しての記者会見で、共和党から大統領選に出馬を表明している実業家のドナルド・トランプ氏が日本や韓国は核武装を検討すべきだと示唆していることについて、外交や世界情勢への同氏の無理解を浮き彫りにしているとの見方を示した。

大統領はトランプ氏の発言について、「外交や核政策、朝鮮半島情勢のほか世界情勢全般についてよく知らない人物の発言」だと言及した。

日本や韓国を守る核の傘については「アジア太平洋地域における米国のプレゼンスの柱の一つ」とし、これが米国の平和や繁栄、自由な通商を確保につながってきたと指摘。「核の傘の存在が核軍拡競争や紛争の可能性を未然に防いできた」「これを変更することはできない。(第2次世界大戦で)米国民が払った犠牲の上に立脚した投資だ」と述べた。

そのうえで「これがどれほど重要なことか認識できない人物には大統領執務室にいてほしくない」と締めくくった。

トランプ氏は今週、米国の核政策に関する案を相次いで提起。核拡散は世界最大の課題だとする一方、先月29日に行われたCNN主催の対話集会では、日本や韓国が核兵器を開発して米国がアジアから撤退するときが来たかもしれないとの見方を示していた。

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