薬物の過剰摂取の死亡者、過去最高を記録 米CDC

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薬物が人体に及ぼす影響とは

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は27日までに、米国内における薬物の過剰摂取による死亡者数が昨年、計4万7055人の過去最高を記録したと報告した。

処方薬やヘロインの利用が米国人の意図的ではない死亡の原因としては最大の割合を占め続けており、昨年は2013年比で14%増だった。

4万7055人の数字は車の衝突での死亡者の1.5倍に達する水準。オピオイドと呼ばれる麻薬性鎮痛薬や関連の合成薬物の利用が薬物の過剰摂取による全ての死亡者の61%に達していた。

CDCが今回公表した最新報告書によると、モルヒネ、コデインや半合成などの鎮痛剤服用による死亡は13年比で10%増を記録。ヘロイン利用による死亡は26%増だった。

死亡者が最も拡大したのは合成オピオイドの利用によるもので、80%の激増を示した。鎮痛薬フェンタニールの違法製造の増加を反映しているとみられる。

ヘロイン利用者の大半は処方の鎮痛薬を最初に服用し、その後にヘロインへ移るともされている。

薬物の過剰摂取の比率が最も高かった州は、ウェストバージニア、ニューメキシコ、ニューハンプシャー、ケンタッキーやオハイオなど。

オピオイドの過剰摂取が原因の死者数は2000年以降、200%増加の約50万人に達したとしている。

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