米国でのテロの脅威、「9・11後最大」 FBI長官

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FBIのコミー長官

FBIのコミー長官

ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は9日、上院の公聴会に出席し、テロ組織が米国にもたらす脅威は2001年の米同時多発テロ以来、最高水準に達していると述べた。

長官は、リンジー・グラハム上院議員から、テロに関するFBIの現状認識について質問され答えた。

「人員、機材、潜伏場所を備え、米本土への攻撃を望むテロ組織は、9・11後のいかなる時点よりも多いという認識に賛成か」というグラハム議員の問いに、コミー長官は「賛成する」と答えた。

グラハム議員はまた「もし米国が来年、過激派組織『イラク・シリア・イスラム国(ISIS)』を撲滅できなかった場合、米本土を狙った同時多発テロのような事件が起きる可能性をどう考えるか」と質問した。

これに対しコミー長官は「答えるのは非常に難しい」としながらも「潜伏場所を用意し、資金や人員を集め、計画、陰謀を企てる能力が高まれば米本土への高度な攻撃を行う能力も高まる」と指摘した。

コミー長官は近年、議会によってFBIの予算が削られているせいで、テロ対応能力が下がっているとも述べた。

長官は、11月にカリフォルニア州サンバーナーディーノで起きた銃乱射事件について、複数の組織に過激思想を植え込まれた容疑者が起こしたテロ行為だと述べた。これらの組織は多少なりともISISの影響を受けているという。

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