「全てのイスラム教徒を入国禁止に」 トランプ氏が主張

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トランプ氏は全てのイスラム教徒の米国への渡航を禁止すべきだと主張

トランプ氏は全てのイスラム教徒の米国への渡航を禁止すべきだと主張

(CNN) 来年の米大統領選で共和党の指名獲得を目指す実業家ドナルド・トランプ氏は7日、カリフォルニア州での銃乱射事件を受けた提案として、全てのイスラム教徒に米国への渡航を禁止すべきだと主張した。

トランプ氏は記者会見での声明で、「さまざまな世論調査を見るまでもなく、理解を超えるほどの激しい憎悪はだれの目にも明らかだ」「憎悪の源や理由を究明しなければならない」と強調。それまでの間、「聖戦だけをよりどころにする者たち、理性や人命尊重の観念を欠いた者たちからの恐ろしい攻撃」に米国をさらすわけにはいかないと述べた。

米保守系シンクタンク、安全保障政策センターは最近の世論調査で、米国在住のイスラム教徒のうち4分の1が「米国への暴力は世界的な聖戦の一環として正当化できる」と答えたと発表していた。同センターの情報には懐疑的な見方を示す声も多いが、トランプ氏の発言はこの調査結果を意識した内容とみられる。

陣営幹部が7日、CNNに語ったところによると、渡航禁止の案は移民希望者だけでなく、旅行者も対象にしているという。

トランプ氏はまた、同幹部を通したCNNへの声明で、「入念な情報収集と警戒が必要だ」「我が国を破壊しようとする者は、米国を愛し、米国が偉大な国になることを望む善良な人々の手で通報し、警察に引き渡さなければならない」と述べた。

一方、すでに米国内に住んでいるイスラム教徒には、警戒すべき理由がない限りこの方針を適用しないと言明。米フォックス・ニュースの番組で、「私にはイスラム教徒の友達が複数いる。素晴らしい人々だ。だが、巨大な敵意を持ったイスラム教徒の人々も多くいる」と語った。

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