トランプ氏、「スタバ不買するべきかも」 カップの変更受け

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トランプ氏がスターバックスをめぐる論争に参戦

トランプ氏がスターバックスをめぐる論争に参戦

ワシントン(CNN) 来年の米大統領選で共和党の指名獲得を目指すドナルド・トランプ氏はこのほど、米スターバックスがクリスマスシーズン用に無地の赤いカップを使い始めたことについて、同社のボイコットを示唆する発言まで織り交ぜながら厳しく批判した。

キリスト教の祝日を尊重する姿勢を見せることで、熱心な信徒の多い州の有権者にアピールする狙いがあったとみられる。

昨年までトナカイやクリスマスの装飾があしらわれていたスターバックスのクリスマスカップだが、今年はそうした「季節のシンボル」をなくし、赤い無地のカップに統一されている。この変更に対し、「クリスマスに戦争を仕掛けた」といった非難の声が出ていた。

トランプ氏はこうした意見に同調。イリノイ州で9日に行った演説の中で「トランプ・タワーの中にもスターバックスがあって大変繁盛しているが、こういった店舗はボイコットすべきなのだろうか」と聴衆に問いかけた。その上で「大した問題じゃないかもしれない。しかし私が大統領になったら、必ずみんなでまた『メリークリスマス』とあいさつできるようになる。それは間違いなく言える」と訴えた。

共和党候補者による次の討論会を翌日に控えての上記の発言は、保守的なキリスト教徒へのアピールを念頭に置いたものだ。アイオワやサウスカロライナといった州では、そうした人々が支持基盤の大半を占める。

トランプ氏は共和党候補内の支持率で、やはり信仰心の厚い層から人気を集める元医師、ベン・カーソン氏とトップを争っている。

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