レジオネラ症で4人死亡、71人感染 米NY市

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ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク市内でレジオネラ症の感染が広がり、同市衛生当局によると2日までに4人の死亡が確認された。

レジオネラ症は7月中旬に同市のサウスブロンクス地区で集団感染があり、感染が確認された患者は7月30日の31人から、8月2日には71人に増えた。

レジオネラ症は発熱や咳などの症状を引き起こす呼吸器系の疾患。原因となるレジオネラ菌はエアコンやシャワーなどの蒸気や噴霧を通じて感染が広がるが、人から人へは感染しない。米疾病対策センターによると、感染しても大部分は回復が見込める一方で、5~30%の確率で死に至ることもある。

死亡した4人はいずれも基礎疾患のある高齢者だった。これまでに55人が入院している。

当局は感染源となった可能性がある場所で水の検査を行っており、これまでに集団感染が起きた病院やホテルなどの建物5棟でレジオネラ菌の陽性反応が出た。この5棟では2日までに設備の洗浄などの対策を完了した。

ニューヨーク市の水道水に危険はなく、安全に飲用できると当局は説明。同市のデブラシオ市長も7月30日の記者会見で、もし症状が出た場合は検査を受けるよう促す一方で、市民の大部分は安全だと強調した。

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