オバマ氏、政策の最大不満は銃規制問題 会見後に乱射事件

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オバマ氏、銃規制問題でのいらだち語る

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は25日までに、これまで実現を目指してきた政策課題のうち最大のいら立ちを覚えるのはより厳しい銃規制法案の成立を果たしていないことだとの気持ちを吐露した。

英BBC放送との会見で23日に述べた。この会見に応じた数時間後、米南部ルイジアナ州ラファイエットの映画館で男が銃を乱射し、2人を殺害、9人を負傷させる事件が起きる皮肉な展開となった。事件の容疑者は自殺した。

オバマ氏は会見で「米国は十分な効果が見込め、常識的である銃の安全対策法案を持たない世界の先進国の1つである」とし、「(銃による)大量殺人事件がたびたび起きているにもかかわらずだ」と強調した。

オバマ氏が大統領に就任以降、米国内では銃絡みの事件が再三発生している。これらの中にはルイジアナ州で2011年にギフォーズ元下院議員が撃たれて重傷を負った事件や、翌年にコロラド州オーロラの映画館で起きた銃乱射事件などが含まれる。

同年12月にはコネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校で銃乱射事件が起き、生徒20人が殺される凶行事件も発生。事件後、オバマ氏は厳しい銃規制対策の実現をより強く求めていた。

オバマ氏はBBCとの会見で、銃規制対策の未決着には当惑しているが大統領任期の残る18カ月間に問題解決に注力しないということではないとし、引き続き尽力する決意を示した。

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