FBIが独立記念日のテロ計画を未然に阻止

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ネット通じ国内でのテロを指示

ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のコミー長官はこのほど、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が独立記念日の7月4日を狙って米国内で企てたテロ計画を未然に阻止したことを明らかにした。

複数の米当局者によれば、ISISに感化された人物が米国内各地で銃や刃物を使った殺傷事件を計画していたという。

首都ワシントンで9日に記者会見したコミー長官は、ISISの戦闘員が米国内の同調者に対しテロ攻撃をそそのかしていたことが分かったと説明。ISIS戦闘員がテロの標的とする場所などを具体的に指示していたケースもあるとした。

コミー長官によれば、ソーシャルメディアなどを通じて国外のISISテロリストと連絡を取り合っている米国内の人物は数十人に上る。こうした人物はツイッターなどを通じてISISと接触した後に、暗号化された通信を行うようになって潜伏してしまうという。ISISのツイッターは英語圏の2万1000人あまりがフォローしており、勧誘の手段として利用されていると見られる。

FBIはこの4週間で10人以上をISISにかかわった疑いで逮捕している。司法省の記録や裁判書面をCNNが調べた結果、ISISに加担したとして訴追された人物は今年だけで少なくとも49人に上ることが分かった。

FBIや米国土安全保障省、州や自治体などは、独立記念日の週末に向けてテロへの警戒を強めていた。

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