放置ペット救出のための車破壊、法律で免責に 米テネシー州

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ペット救出のためなら、車の破壊も免責に

ペット救出のためなら、車の破壊も免責に

(CNN) 米ジョージア州で炎天下の車の中に閉じ込められた犬を見かけた男性が、車の窓ガラスを破って犬を救出する出来事があった。飼い主の姿が見えなかったためにやむなく行動に出たこの男性、マイケル・ハモンズさんは、警察に逮捕された。

後にハモンズさんに対する告訴は取り下げられたが、米テネシー州はそうした事態を防ぐために法律を改正。子どもを助ける目的で他人の車の窓ガラスを破ることを認めた法律が、動物救助にも適用されることになった。CNN系列局のWKRNが伝えた。

同法に基づき、警察に通報して飼い主を探す努力をしていれば、危険にさらされた動物を助けるために車を壊したとしても、民事上の責任は問われない。

専門家によると、子どもや高齢者、動物が車内に置き去りにされればたちまち生命の危険にさらされる。炎天下に放置された車の中で死亡する子どもは年間平均で38人に上る。

車内の温度が上昇する速度は屋外に比べてはるかに速い。たった2分の買い物のつもりでも、決して置き去りにしてはいけないと専門家は警告する。

外の気温は23度でも、車内の温度はわずか2分で32度まで上昇する。20分後には40度、1時間後には48度に達することもある。

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