「退屈しのぎ」に射殺、10代被告に有罪 米

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(CNN) 米オクラホマ州ダンカンの路上で2013年8月に起きたオーストラリア人大学生の射殺事件で同州の陪審裁判所は19日までに、車内から発砲した当時16歳の少年に対し第1級殺人の罪で有罪の評決を下した。

事件の取り調べで、車を運転していた当時17歳の共犯は「退屈してやることがなく、殺人を決めた」と衝撃的な犯行の動機を供述。標的は無差別に選んた通りすがりの凶行であることも明かしていた。

この共犯は今年3月に有罪を認め、終身刑判決が下されていた。

地元のCNN系列局KSWOによると、事件では当時15歳だった別の共犯も判明していたが、検察側は他の被告2人に対する不利な証言を約束したとして第1級殺人罪の訴追を取り下げていた。

裁判所文書によると、発砲した被告の量刑判決は今年6月に予定され、陪審は保釈なしの終身刑判決を求めた。事件発生時、18歳以下だったため、死刑は適用されない。この被告は有罪評決を言い渡され、法廷から出る際、取材陣に対し泣き声交じりで「悪かった」との言葉を発した。

事件の被害者は奨学金を得て大学に通っていた当時23歳の豪州人学生で、バスケットボールの選手だった。ジョギング中に背中を突じょ撃たれる悲劇となっていた。

ダンカンは同州オクラホマシティーから南へ約129キロ離れている。

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