オバマ米大統領、イスラエルとの関係「見直し」伝える

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米、国連でのイスラエル支持見直しも

(CNN) 17日に投票が行われたイスラエルの総選挙に関連して、オバマ米大統領はネタニヤフ首相との電話会談で19日、同首相の挑発的な発言を受けて、米国はイスラエルとの関係を「見直す」ことになると伝えた。

この日の電話は公式には、ネタニヤフ首相の勝利に祝意を伝える目的だった。しかし米政府当局者によれば、ネタニヤフ首相が選挙運動の終盤、パレスチナ国家樹立に反対を表明したことを受けてオバマ大統領は、「2国家解決案に関する首相の新たな立場と発言を受け、我が国の選択肢を再検討する必要が生じた」と伝えたという。

会談後に発表された声明によると、オバマ大統領は会談の中で、2国家解決案に向けて長期的に尽力してきた姿勢を強調した。

ネタニヤフ首相は総選挙で接戦が予想されたことから、右派の有権者にアピールする目的で、2国家共存の否定を打ち出した。

しかし19日の米MSNBCのインタビューではこの姿勢を翻し、「1国家での解決案は望まない。持続可能で平和的な2国家解決案を望む」「私の政策は変わっていない」と強調した。

ネタニヤフ首相の先の発言を受けて米政権内では、イスラエルとの関係見直しの一環として、パレスチナ国家樹立を求める国連決議を米国が支持する案も浮上していた。ただアーネスト大統領報道官は電話会談前の会見で、この案には言及しなかった。

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