米ファーガソンの警官銃撃、容疑者の男を逮捕

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ファーガソンでの抗議活動中に発生した警官銃撃事件で、容疑者が逮捕された

ファーガソンでの抗議活動中に発生した警官銃撃事件で、容疑者が逮捕された

(CNN) 米ミズーリ州ファーガソンで先週、抗議デモ現場に配置された警官2人が銃撃を受け負傷した事件で、地元検察は15日、容疑者の男を逮捕したと発表した。

発表によると、ジェフリー・ウィリアムズ容疑者(20)は現場近くの車内から発砲した疑い。14日深夜に暴行などの容疑で逮捕された。

同容疑者は別件で保護観察処分となり、報告義務違反で手配されていた。検察は、過去に何度もデモに参加したことがある人物だと述べた。

当局は警官らが銃撃された後、容疑者の逮捕につながる情報の提供者に1万ドル(約120万円)の賞金を出すと発表していた。警察が市民からの情報に基づいてウィリアムズ容疑者の自宅を捜索し、現場で回収された薬きょうのものと一致するけん銃を押収した。

容疑者本人は銃撃の事実を認める一方で、警官らを狙ったわけではなく、別のけんか相手に向けて発砲したと主張しているという。検察はさらに目撃情報の提供などを呼び掛けている。

デモの主催者側も「非暴力主義」を強調し、同容疑者とは距離を置く立場を貫いている。地域責任者は容疑者本人から直接、「デモには参加したことがない」と聞いたと主張している。

ファーガソンでは昨年8月、黒人少年が白人警官に射殺される事件が発生し、これをきっかけに全米で人種差別に抗議するデモが起きた。差別の実態を調べた米司法省の報告書を受け、同市の警察本部長が11日に辞任を表明したが、これに対して同日夜から12日未明にかけて抗議デモが起きていた。

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