警官が非武装の黒人少年を射殺 ウィスコンシン州で抗議デモ

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警官が非武装の黒人少年を射殺 米

(CNN) 米ウィスコンシン州マディソン市内のアパートで6日、19歳の男性が警官に射殺され、現場周辺などで抗議デモが起きた。男性は当時武器を持っていなかったことが、7日に明らかになった。

地元警察責任者は住民らの不信感に繰り返し理解を示しつつ、「これははっきりさせておかなければならない。かれは武装していなかった」と発表した。

死亡したのはアフリカ系(黒人)のトニー・ロビンソンさん。6日夜、アパートで騒ぎが起きているとの通報を受けて駆け付けた白人警官が、ロビンソンさんに襲われたため発砲したとされる。

ロビンソンさんは搬送先の病院で死亡した。警官は頭を殴られて病院で手当てを受け、有給の休職処分を言い渡されたという。当局が事実関係を調べている。

警官は12年の経験があり、2007年にも勤務中に男性を撃って死亡させたが、落ち度はなかったと判定されていた。

現場アパートの周辺にはこの夜、数十人が集まって抗議し、市庁舎まで行進するなど、7日早朝までデモを展開。参加者らは「だれも信じられない」「黒人の命も大事だ」などとスローガンを叫んだ。インターネット上にも抗議の書き込みが相次いだ。

デモは7日夜も続くことが予想され、当局が自制を呼び掛けている。米国では昨年、白人警官が黒人市民を死亡させる事件が続発。各地でデモや暴動が発生している。

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