民家火災で住民死亡、飼い主守ろうとした犬が重傷 米

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火災から飼い主守ろうとした犬が重傷 米

(CNN) 米オハイオ州で起きた民家の火災で、住民の男性(33)が死亡したが、炎に包まれながらも逃げ遅れた飼い主を守ろうと寄り添い続けた犬は救出された。犬は重傷を負って人工呼吸器を装着され、医師が懸命の治療を続けている。

救出されたのは9歳のメスのボクサー犬「カルメン」。飼い主のベン・レドフォードさんと一緒に住んでいた同州シンシナティ郊外の民家の地下室で5日に火災が発生した。

CNN系列局のWCPOによると、消防隊に発見された時カルメンは、逃げ遅れたレドフォードさんの体の上に乗り、熱や煙や炎からレドフォードさんの顔を守ろうとしていたという。

レドフォードさんは搬送先の病院で間もなく死亡した。カルメンはシンシナティ市内の病院に運ばれたが、肺に重度の損傷を負い、まだ自力で呼吸できる状態ではないという。

しかし肺を除けば容体は快方に向かっているといい、ダニエル・キャリー医師は「あれほどの状況を切り抜けたんだから、今回もきっと大丈夫」と力を込めた。

レドフォードさんの家族や友人はカルメンの入院費に充てるため、資金集めサイトを通じて寄付を募っている。

病院のフェイスブックにも、ピンクの毛布の上で縫いぐるみに囲まれて横たわるカルメンの写真が掲載された。

同病院のマルロ・アンダーソン医師は、「多くの犬は本能的に危機を察知して飼い主を守ろうとする。カルメンもきっと飼い主を守ろうとしていたのだろう」とコメントしている。

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