CIAの拷問、報告書公表に向け米軍が厳戒態勢

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CIAの拷問、報告書公表に向け米軍が厳戒態勢

ワシントン(CNN) 米中央情報局(CIA)がブッシュ前政権下でテロ容疑者らに過酷な尋問手法を使っていた問題についての報告書が、上院情報特別委員会で公表される。国防総当局者によると、世界各地で反米感情が高まる事態に備え、海兵隊員数千人が即応態勢を強化した。

ホワイトハウスのアーネスト報道官は8日、同委員会からの情報として、報告書が9日に公表されるとの見通しを示した。報告書の公表は同委員会のダイアン・ファインスタイン委員長らが「2度と同じことを繰り返さないために」と、強く主張してきた。

国防総省は先週、世界に展開する米軍部隊の防護水準を見直すよう通達を出した。これを受けて米中央軍、アフリカ軍司令部が8日までに警戒強化を指示した。海兵隊を含む即応部隊が危機発生時に現地へ出動するまでの時間は、これによってさらに短縮される。

警戒強化の対象となったのは、イタリアとスペインに駐留するアフリカ即応部隊の2000人、中東に駐留する即応部隊2000人、アラビア海とアデン湾の米軍艦上に配置されている2200人など。スペイン、バーレーン、日本で米大使館への脅威に対応する各50人のチームも含まれている。

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