次期米国防長官 有力候補のフロノイ氏が固辞、家庭の事情で
ワシントン(CNN) 辞任を表明したヘーゲル米国防長官の後任の有力候補として名前が挙がっていた元国防次官で女性のミシェル・フロノイ氏は27日までに、就任する考えがないことを明らかにした。関係筋が述べた。
元次官は最高経営責任者(CEO)を務めるワシントンのシンクタンク「新米国安全保障センター」の理事会に書簡を送り、家庭の事情を理由に国防長官への就任を否定したという。
関係筋によると、同氏はこの意向をオバマ大統領にも伝えたという。
新たな長官候補には民主党のリード、レビン両上院議員の名前も浮上していたが、いずれも議員職への意欲などを理由に国防長官就任に否定的な態度を示した。
この他、ホワイトハウスのマクドノー首席補佐官やパウエル元国務長官の指名も取り沙汰されているが、新長官人選の内情に詳しい関係筋によると、両氏は候補として検討されていないという。その上で、ジョンソン国土安全保障長官が指名される可能性に言及した。
一方、オバマ政権高官は、大統領は人選を出来るだけ早く進める意向を持っているとし、数週間ではなく数日内に後継者を選ぶとの見通しを示した。