米少年射殺で不起訴の警官、「良心の呵責はない」

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青年射殺で不起訴の警官、「良心の呵責はない」

(CNN) 米ミズーリ州で黒人少年を銃で撃って死亡させ、不起訴になったファーガソン警察の白人警察官、ダレン・ウィルソンさん(28)が25日、ABCテレビの番組に出演し、「良心の呵責(かしゃく)はない。私は自分の仕事をきちんとやった」と事件を振り返った。ウィルソンさんが公の場に登場するのは8月9日の事件発生以来。

ウィルソンさんは事件の経緯について、死亡したマイケル・ブラウンさんにパトカーの中で襲われ、銃をつかまれて生命の危険を感じたと話し、「ただ命が欲しかった」とその時の心情を語った。

ブラウンさんともみ合いになって顔面を殴られたとも話し、「もう1発殴られたらどうなるか分からないと思った」と証言。「相手はものすごい力だった。まるで5歳児がハルク・ホーガンをつかまえるような状態だった。相手はそれくらい大きかった」。

ブラウンさんに対して下がらなければ撃つと警告したが、「撃てるものなら撃ってみろ」と言い返されたという。

発砲した理由については、ブラウンさんが自分を襲撃し、両手を挙げろと命じても従わなかったため、やむなく撃ったと説明。ほかに手段はなかったと述べ、人命が失われたことは残念だが、自分は職務をこなしていただけで、訓練通りの行動だったと強調した。

もしブラウンさんが白人だったとしても、事態は変わらなかったと話している。

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