全米の空港で検査強化へ、エボラ流行に対応

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米国では空港での検査態勢が強化される見通しだという

米国では空港での検査態勢が強化される見通しだという

(CNN) 西アフリカのエボラ出血熱流行で米国内にも不安が広がったことを受け、米当局者は5日、全米の空港で検査態勢の強化を検討していることを明らかにした。

当局者は「米国内での検査手順をさらに強化するため、あらゆる選択肢を検討中だ」と述べ、エボラが流行している国から来た人の体温チェックなどを検討していることを明らかにした。

ただ、米国への直行便は数が少なく、乗客の多くは別の国で便を乗り継いで米国に到着することから、困難も予想されるという。

疾病対策センター(CDC)も、主要空港での検査態勢強化を検討していることを明らかにした。

テキサス州ダラスではリベリア人の男性が米国に入国後にエボラを発症し重体に陥っている。しかしCDCのフリーデン所長は、ダラスで感染が広がる恐れはほとんどないと強調した。

男性と接触した人については経過観察を続けており、発熱などの症状が出た場合は隔離する方針。テキサス州衛生局によると、経過観察の対象となっている50人のうち、医療関係者数人を含む「高リスク」の約10人に現時点で症状は出ていない。

残る「低リスク」の40人のうち、ホームレスの男性1人は一時行方が分からなくなっていたが、6日に発見されてダラスの病院に入った。発熱はなく、失踪前も症状は出ていなかったという。

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