アラスカでM6.2の地震 高速道路で落石も

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地震警報がうまく機能しない理由は?

(CNN) 米地質調査所(USGS)によると、米アラスカ州で現地時間25日午前9時51分ごろ、マグニチュード(M)6.2の地震があった。高速道路で落石などの被害が発生したが、負傷者の報告は入っていない。

USGSによると、震源はアンカレジの北西約130キロメートルで、震源の深さは約100キロ。揺れは南部コディアックから中部フェアバンクスまで広い範囲で観測された。アンカレジ警察の報道官は、地震の揺れは大きく、通常よりも長く続いたと語った。その後数十回の余震も発生しているという。

州内では建物や道路に被害が出ている。

アンカレジの図書館は短文投稿サイト「ツイッター」に、天井のパネルがぶら下がり、机の下に子供たちが逃げ込む様子を投稿した。裁判所ビルの6階にいた地元紙の記者は、地震の揺れで「机が弾み、椅子が転がった」とツイッターで伝えた。CNNの系列局KTUUも、倒れた本棚や事務所の書類が散乱した様子など、視聴者から寄せられた画像をウェブサイトで公開した。

高速道路では落石が起き、州運輸当局は片づけに追われた。

アラスカ地震情報センターのナタリア・ルパート氏は「通常、アラスカでは1日に約100回もの地震が起きている」とした上で、「これほど深い震源で大きな規模の地震は珍しい」と指摘。震源が深かったため「浅い地震ほどの被害は出なかった」と述べた。

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