在日米陸軍の前司令官に降格、退役の処分 セクハラ対応で

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(CNN) 米陸軍は27日、在日陸軍の前司令官だったマイケル・ハリソン少将に対し同司令部内での性的嫌がらせ行為の疑惑に対する不適切な対応が判明したとして、准将に降格のうえ退役を命じたとの声明を発表した。

ジョン・マクヒュー陸軍長官による裁断。ハリソン少将による不適切な対応は陸軍の調査でわかったとしているが、その詳細は不明。

同少将は昨年、セクハラ疑惑が発覚すると共に、在日陸軍司令官の職を解かれていた。陸軍の報道官は当時、CNNの取材に疑惑の報告や調査に不手際があったことを明らかにしていた。ただ、少将自身が不祥事を犯した人物である疑いはないとも述べていた。

少将は1980年に入隊し、第10山岳師団司令官など米国内外での任務をこなしてきた。退役は今年10月の予定。

米軍内ではセクハラ対策が主要課題の1つとなっている。現在の指針によれば、部下などによるセクハラ行為が発覚した場合、訴追の是非は軍司令官の判断次第となっている。

連邦議会では今年、司令官のこの権限を軍の指揮系統から外す議論が起き、政治的な論争にも発展していた。

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