外出禁止令後も暴動、司法省が解剖指示 米黒人少年射殺

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外出禁止令後も暴動が発生し、デモ参加者に催涙弾を撃つ警官ら

外出禁止令後も暴動が発生し、デモ参加者に催涙弾を撃つ警官ら

ミズーリ州ファーガソン(CNN) 黒人青年が警官に射殺された事件を巡り、米ミズーリ州ファーガソンでは17日にかけても混乱が続いた。米司法省は同日、2度目の解剖を独自に実施すると発表した。

死亡したマイケル・ブラウンさん(18)は9日、丸腰だったにもかかわらず白人の警官に射殺されたとされる。17日に市内の教会で開かれた抗議集会には数百人が詰めかけ、ブラウンさんのいとこのタイ・プルーイットさんは、「彼は容疑者でもなければ物でも動物でもない。それなのに殺された」と訴えた。

ミズーリ州高速パトロール隊の幹部は、ブラウンさんの遺族と面談したことを明らかにして涙ぐんだ。

16日に夜間外出禁止令が出された後も暴動は収まらず、当局によると男性1人が撃たれて負傷した。撃った相手や詳しい経緯は分かっていない。警察は被害者に近付くために催涙弾を使ったが、発砲はしなかったと説明している。夜間外出禁止令発令後の逮捕者は7人に上った。

司法省は17日、ホルダー司法長官が遺族の要請などを受け、ブラウンさんの遺体の解剖を行うよう指示したと発表した。解剖は連邦監察医が担当し、できるだけ早く実施する。

一方、遺族側の弁護士は、遺族の希望で著名病理学者マイクル・ベイデン氏による3度目の解剖を予定していることを明らかにした。

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