「悪評投稿」なら違約金500ドル ホテルの規定に非難殺到

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ユニオン・ストリート・ゲスト・ハウスのウェブサイト

ユニオン・ストリート・ゲスト・ハウスのウェブサイト

(CNN) 結婚式の参列者がホテルに対して否定的な評価をインターネットに投稿した場合、主催者から500ドル(約5万円)の違約金を徴収します――。米ニューヨーク州のホテルがそんな規定を設けていたと報じられ、逆に大量の批判を招く羽目になった。

違約金規定を問題にされたのは同州ハドソンにあるユニオン・ストリート・ゲスト・ハウス(USGH)。大衆紙ニューヨーク・ポストが4日に報じた。

同ホテルのウェブサイトに掲載されていたのは、「あなたの結婚式やイベントの当事者や出席者がインターネットのサイトにUSGHについての否定的な評価を投稿した場合、1件につき500ドルが手付金から差し引かれます」という内容だった。

この文言は4日午後までに同サイトから削除されたが、タウン情報の口コミサイト「イェルプ」には同規定についてのコメントが殺到。批判やでっち上げの悪評コメントは一時700件を超えたが、大半は「直接的な体験に基づいていない」(イェルプ)として同日午後までに削除された。

同ホテルのフェイスブックには、「結婚式の違約金に関する規定は、何年も前の結婚式に対する冗談交じりの反応として当サイトに掲載されました。本来はもっと前に削除しておくべきもので、実行に移したことはありません」という釈明も掲載されたが、これも後に削除された。

一方、イェルプのユーザーからは、「このホテルから私たちに、否定的なコメントに対して違約金を課すと脅す電子メールが2度も届いた」という声も寄せられた。同ホテルからの電子メールの抜粋とする内容も添えられている。

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